本日の午前中は軍艦島の見学でした。天気はよかったのですが、波が規定値を越える高さであったため、上陸はできませんでした。軍艦島を周回するクルージングで、ガイド役の方からの説明を聞きながら見学しました。下船後は、自主研修の出発地点に移動し、正午にはすべての班がスタートしました。自分たちで計画した行程が実際には上手くいかずに四苦八苦した班もありました。それでも無事に集合場所に着くことができたのは班員で協力できた証だと思います。

保護者の方々におかれましては朝早くからの集合にご協力賜り誠にありがとうございました。本日の行程は大きなトラブルもなく無事に終えることができました。平和のセレモニーでは生徒代表が、銅像の前で平和宣言文をしっかりと読み上げてくれました。また、夕食後のレクリエーションはとても盛り上がりました。みんなで作り上げた一時でした。

今日の活動テーマは「滋賀で学ぶ戦争の歴史」ということで、滋賀県平和祈念館の方を講師に迎え、戦時中に守山でも空襲があったことや、14歳から軍隊に加わって戦地に行く人もいた現実の話をききました。当時の軍服や金属製のヘルメット、防空頭巾、機銃弾、焼き物でつくられた手りゅう弾など、実物も紹介され、実際に身に着けたり、手で触れたりしながら、平和について考えました。『戦争の記憶が遠のいてしまうと、戦争が近づく』という言葉が、心から離れませんでした。