新しい年の始まりにあたって、子どもたちに伝えたいことを、お話ししました。内容は、以下の通りです。その後、学年代表の児童から、新年の抱負を述べてもらいました。 今年もよろしくお願いします。
よしみっ子のみなさん、あけましておめでとうございます。いよいよ3学期が始まりました。 お話のはじめに、元日に「令和6年能登半島地震」において、たくさんの方々が被害に合われました。みなさんも怖い思いをした人もたくさんいるのではないでしょうか。 ただ残念なことに、多くの方が亡くなられ、また、今も行方不明の人をはじめ、余震におびえながら避難所での暮らしを余儀なくされている方が大勢おられます。亡くなられた方には謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災されたすべ他の方にお見舞い申し上げます。そして、1日も早い復旧を願うばかりです。 わたしたちも、今後は何か、自分たちにできること取り組めるといいですね。 いつ何時、こうしている間にも同じような地震が起こってもおかしくありません。万一の時の備えはできていますか。今週は避難訓練もあります。お家でも、万一の時の備えを、家族のみんなと改めて確認しておきましょう。
そんな年末年始ですが、どんなすごしかたをしましたか。親せきのお家に出かけた人もいれば逆に親せきがお家に来てくれた人、紅白歌合戦を見た人もいれば、初詣に出かけた人もいるかもしれませんね。そして校長トナカイからの3日間のプレゼントは有意義に使えましたか。いろんなことのあった冬休みだったことと思います。またクラスでそんな思い出をお話ししてください。
さて、今年は何年ですか、1、2年生のみなさん教えてください。せーの そう辰年です。辰年は、努力してきたことが実る年といわれています。吉身っ子のみんなが、これまでがんばってきたことが大きな実を結ぶことを願っています。 ここでクイズです。新年最初の運だめしクイズ! 50 この数字がもつ意味を考えてください。4択です。
@3学期に1から5年生が登校する残り日数 A100÷2の答え B1,2,3年生の運動会のかけっこの距離 C令和6年度の吉身小学校の年齢
さて、正解は、実は全部正解です。 4年生のみなさん、Aのわり算 答えられましたか。 6年生のみなさん。@の答えも正解なので、みなさんは、もっと登校する日が少なくなります。全校のみんなより4日少なく残り46日しかありません。 1から5年生のみなさん ➃の答えにもあったように吉身小は今年50周年を迎えます。どんな1年になるのか楽しみですね。
さて、この中で、もう一度@を見てください。みなさんが学校に来るのは残り50日しかないのです。今日はその残りわずかな3学期についてお話します。
百人一首って知っていますか。お正月に遊んだ人もいるのかな。最近はゲームばかりで、あまり遊ぶ人も少ないかな。昔はよくカルタと同じように遊びました。坊主めくりなら、したことがある人もいるかもしれませんね。100人の昔の人たちの短歌という歌がおさめられています。
5年生この句は誰の句かわかりますか。【めぐりあいて みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし よはのつきかな】 ヒントはこちらです。今年の大河ドラマで、吉高由里子さんが演じます紫式部です。5,6年生は学習でも出てきます。注目してみてください。滋賀県にもゆかりのある紫式部に今年注目したいですね。
この歌の意味は、久しぶりにあなたに会えたと思ったら、もういない。まるで、雲に隠れた月のようですね。という意味の句です。
3学期はお別れのシーズンでもあります。今までお世話になった6年生とのお別れがあります。6年生のみなさんは、この句のように出会ってすぐサヨナラとならないように、別れてもいつまでもよき友だちであってほしいし、そして在校生にとってよき先輩・卒業生であってほしいです。
5年生のみなさん、みなさんはこの50日の間に、6年生から吉身小学校の最高学年としてのバトンをしっかりと受け取らなければなりません。 6年生にあって5年生にないこと。なにでしょう。それは学校の顔となることです。そして歴史を作っていくことです。それだけいろんな責任がついてくるのです。
そのためには、2学期の最後にお話しした、「その先を読む」ことです。こんなことして相手はどう思うかな。そんな思いをもって行動すると、この句とは逆にいつまでも会っていたいなと思える友だちがきっとたくさん増えていきます。
昔から「1月は行く2月は逃げる3月はさる」と言われ、あっという間に過ぎてしまいます。1日1日を大切に使ってほしいです。
最後に6年生、たった46日しかない日々を、意義のある毎日にしてほしいです。そして胸を張って卒業できること、期待しています。 |