2021/05/25 ■6年生 認知症サポート講座

 6年生は、総合学習の中で、地域包括支援センターから来ていただき、認知症について理解を深め、認知症の症状が見られる方への適切なサポートの仕方を学びました。
 まず、スライドを使って、認知症について学びました。イソギンチャクに例えて、多くの手で記憶しておくべきことをたくさん捕まえて記憶のツボに入れることができる状態から、認知症の初期では、捕まえる力が弱くなり記憶として残せなくなり始め、症状が進むと記憶のツボが小さくなり、これまでの記憶がこぼれ出てしまい記憶が失われていくことを教えていただきました。これは、普段の忘れ物などとは大きく異なり、気を付けようとしても記憶にとどめられくなると教えていただきました。
 次に、動画を見て、認知症の症状が見られる方へのよい接し方とよくない接し方について、比較しながら学びました。周囲の人の声のかけ方や接し方ひとつで、道に迷い困られる前に家に戻ることができたり、生活の困り事が減ってトラブルを防ぐことができたりすることを学びました。たいへんわかりやすく話をしていただきました。
 講座を終えた子どもたちは、認知症サポーターの証をいただきました。


2021/05/25 ■4年生 こころあっぷタイム(2回目)

 4年生のこころあっぷタイムの2回目です。この日のめあては「楽しいことをさがそう」です。なんだか元気の出ない登場人物 青助くん。元気が出るようになるには、どうするといいのかを学習しました。
 はじめに「友だちと遊ぶ」や「好きなスポーツをする」など14の例の中から、自分がいいきもちになるものを選び、他にも自分にとって楽しいことを書き出しました。その次に、「公園でお昼ねする」「おいしいものを食べる」など、いくつかの「うきうきするもの」について、気持ちの大きさと簡単にできるかどうかを考えました。そして、元気が出ないときは、「ちょっぴりうきうきすること」を「毎日、少しずつやってみる」とよいことを学びました。
 最後に、自分にとって「ちょっぴりうきうきするもの」を書き出しました。交流すると、「友達と鬼ごっこをする」「トランプをする」「ぬり絵をする」「工作をする」「チョコを食べる」など、一人ひとりの「ちょっぴりうきうき」が黒板に並びました。
 子どもたちの感想です。
・よく考えてみると、こんなにいっぱいうきうきすることがあることが分かった。
・元気がないときにしたいことがたくさん見つかってうれしかった。
・分かったのは、一人でうきうきするのもいいけど、たくさんの人とうきうきした方が楽しいこということです。
 4年生では、自分にとってうきうきすることを探し、それぞれについて、うきうきする気持ちの大きさや簡単にできるかどうか、周りの人とできるかどうかを確認するホーム・アクティビティに取組みます。


2021/05/21 ■4年生 こころあっぷタイム(1回目)

 第1回の「こころあっぷタイム」がありました。「こころアップタイム」は、「子どもが不安や悩みを理解し、解決する方法を学び、自ら安定した生活づくりをする力を育む」ことを目的に、今年度から4年生で行っていきます。
 第1回のめあては「こまった『きもち』をつかまえよう」です。
 まず、「いいきもち」、「いやなきもち」それぞれ12個ずつ例にあげられた気持ちの中で、自分が経験した気持ちを振り返りました。「うれしい」や「たのしい」、「やる気マンマン」や「わくわく」などの「いいきもち」も、「心配」や「こまった」、「かなしい」や「イライラ」などの「いやなきもち」も、ほぼ全てに〇がつきました。
 次に、この学習の登場人物「人前で話すことが苦手な キミちゃん」、「スポーツに前向きな 赤丸くん」、「スポーツが得意じゃない 青助くん」について、「先生から指名された場面」、「みんなで草野球をすることになった場面」でどんな気持ちか、そして、その気持ちの大きさ(強さは)どれくらいか学習を進めました。考えを交流すると、細かな気持ちにはいろいろあり、その大きさも人によって違いがあることがわかりました。
 子どもたちの感想です。
・初めてだったけど、こんなに気持ちについて考えたことがなかったからちょっと楽しかった。
・気持ちにもいろいろあることが分かった。
・分かったことは、人によって思いや考えが違うことです。
・最初はできなかったら不安という気持ちがすごくあったけれど、できたので楽しかった。 
 1学期の間に、この日を含めて12回の「ここあっぷタイム」を行う予定です。