水をきれいにする貝たち


  
カワニナとヒメタニシ

 わたしたちの玉津小学校にはふれあいの川という池があります。その池には水をきれいにするためにカワニナやヒメタニシ、マルタニシなどがいます。カワニナは水をきれいにするため、ふれあいの川にはなしています。
水槽の中の貝たち
 ヒメタニシ、マルタニシ、カワニナなどは水のなかの石についているコケなどを食べてくれます。このコケを顕微鏡で観察すると、そこには植物性プランクトンや動物性プランクトンがたくさん住んでいるのがわかります。それらが水の中のよごれ、「有機物・窒素・リン」を栄養にして増えます。だから水がきれいになります。また、シジミ、ドブガイなどの貝の仲間は入水管と出水管を持っていて、入水管から水の中の汚れを吸い込み栄養を取ります。そして出水管からきれいな水をはき出します。少し汚れている川の水の中に貝を入れたり、金魚ばちのかべが緑色になってきた時に、タニシを入れると水がきれいになる様子が良くわかると思います。

タニシが水をきれいにする仕組み
水中の石についたコケに植物プランクトン・動物プランクトンが住み、有機物やリン・窒素を食べる。 タニシがコケを食べるときに、プランクトンもいっしょに食べる。 タニシがコケやプランクトンなどを食べるので、水がきれいになる。